ファイル共有ソフト(※)とは、不特定多数の相手とファイルをやり取りするためのソフトです。
「Winny」「Share」「BitTorrent」「Gnutella」などのソフトがよく知られています。
※「P2Pソフト」や「ファイル交換ソフト」と呼ばれることもありますが、ここでは「ファイル共有ソフト」という呼び方で統一します。
ファイル共有ソフトの問題点
ファイル共有ソフトの共有ソフトのネットワーク上には、権利侵害や法令違反の可能性が高いデータが多数存在しています。
また、そのようなデータに見せかけたマルウェアも存在します。マルウェアに感染すると、パソコンに保存したデータが流出することもあります。
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【著作権を侵害するデータ】
映画や音楽ファイル、ゲームソフトのデータなどを、著作権者に無断でネットワーク上に公開するのは違法行為です。
また、違法にアップロードされていると知りつつダウンロードすることも、同様に違法行為です。
問題のデータが掲載されているサービス(ブログ、ウェブサイト、SNSなど)の管理者へ連絡してください。著作権侵害は刑事罰の対象であることに加えて、著作権者から損害賠償請求が行われる可能性もあります。
著作物を無断で使うと?(CRIC) -
【児童ポルノ】
なくそう、子供の性被害。(警察庁)
児童ポルノの流通は国際的な問題になっています。
日本でも、みだりに所持することは法律で禁止されています。
最善の対策は「使わないこと」
最も確実な対策方法は、「ファイル共有ソフトを使わないこと」です。
自分がファイル共有ソフトを使っていなくても、知らない間に家族が使用してトラブルに発展した例もありますので、利用者全員で注意することが大切です。